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MCP の管理と設定
はじめに
このページはサイトオーナーと技術担当者向けです。管理画面での MCP の設定、スタッフへの権限付与、そしてコマンドラインでの MCP のインストール / 更新 / 削除(旧 McpServer プラグインからの移行を含む)を説明します。読み終えると、各設定の効果と初期値、エージェントの接続を切らずにサイトを更新する 方法がわかります。初めて MCP をオンにする場合はクイックスタートをご覧ください。
ひと目でわかる
MCP はプラットフォームのライフサイクルに沿って動きます。いつもの GP247 のコマンドを使います。
flowchart LR
I["S-Cart をインストール<br/>gp247:install"] --> R["MCP の準備完了<br/>エンドポイントはオフ"]
R --> E["サイトオーナーがオン<br/>MCP Server の設定"]
U["更新<br/>gp247:update"] --> R
E --> X["完全に削除(任意)<br/>gp247:mcp-uninstall"]
- S-Cart 3.5 以上の新規インストール —
gp247:installがgp247:mcp-installを自動で実行します。MCP はありますがオフです。 - 更新 —
gp247:updateがgp247:mcp-updateを自動で実行します。何度実行しても安全です。 - 管理画面は 2 つ — MCP Server(トークン一覧、
<admin>/mcp/tokens)と MCP Server の設定(<admin>/mcp/settings)で、システム設定 → MCP Server メニューにあります。 - 使わないならオフのままで — オフの MCP はリソースを使いません。削除が必要になることはほとんどありません。
MCP Server の設定画面
システム設定 → MCP Server を開き、MCP Server の設定 をクリックします(「MCP server — configure」 権限が必要)。設定はサイト全体に適用されます。
| セクション | 設定 | 初期値 | 効果 |
|---|---|---|---|
| エンドポイント | MCPエンドポイントをオンにする | オフ | オフのとき MCP のアドレスは 404 を返し、エージェントは接続できません |
| エンドポイント | 追加で許可するブラウザのオリジン | 空欄 | サイト自身以外に、ブラウザから MCP を呼べるオリジン(カンマ区切り) |
| 読み取りツール | 読み取りツールごとのスイッチ | オン | オフにしたツールはエージェントに表示されません |
| 書き込みツール | 書き込みツールごとのスイッチ | オフ | 必要な書き込みツールを 1 つずつオンにします。「すべてオン」はありません |
| 顧客データ | 顧客の連絡先情報をエージェントに送信する (マスクなし) | オフ | オンにすると、顧客のメールアドレス、電話番号、住所がそのまま送られます |
| 制限 | トークンごとの1分あたりのリクエスト数 | 60 | IP ごとの上限は自動でこの値の 5 倍になります |
| 制限 | トークンの既定の有効期間 (日) | 30 | トークン作成時にあらかじめ入る値 |
| 制限 | トークンの最大有効期間 (日) | 365 | これより長いトークンは作成できません |
| 制限 | 在庫僅少のしきい値 | 5 | low_stock_products の既定のしきい値 |
| 制限 | 売上サマリーの最大期間 (日) | 366 | sales_summary の 1 回あたりの上限 |
| 制限 | 最大リクエストサイズ (KB) | 64 | これより大きいリクエストは拒否されます(413) |
- 保存するとすぐに反映されます — エージェントの次の呼び出しから有効で、再起動は不要です。
- REST API のマスタースイッチ(API 管理画面)も MCP をオフにします。API v1 / v2 の個別スイッチは影響しません。
⚠️ 注意: 書き込みツールをオンにする前に書き込みツールを読み、読み取り + 書き込み の トークンは信頼できるエージェントだけに渡してください。
スタッフの権限
MCP には専用の権限が 2 つあります。ロール(Roles) 経由、またはユーザーに直接付与します。
| 権限 | 許可する内容 | 画面のアドレス |
|---|---|---|
| MCP server — use (own tokens) | MCP Server 画面を開き、自分のトークンを作成 / 無効化し、MCP を使う | <admin>/mcp/tokens |
| MCP server — configure | MCP Server の設定画面を開く | <admin>/mcp/settings |
- MCP の権限で見られるデータが増えることはありません — スタッフのエージェントが読んだり編集したりできるのは、そのスタッフが権限を持つ画面だけです。
- 最上位の管理者は全員のトークンを表示・無効化できます。
コマンドラインのコマンド
サイトのルートフォルダー(artisan ファイルがあるフォルダー)で実行します。すべてのコマンドはスクリプトや CI 向けに --json に対応しています。
| コマンド | 使う場面 | データを消すか |
|---|---|---|
php artisan gp247:mcp-install |
MCP のデータ(設定、メニュー、2 つの権限)をインストール。gp247:install が自動で呼びます |
いいえ |
php artisan gp247:mcp-update |
現在の MCP バージョンのデータを適用し、旧プラグインのデータを移行。gp247:update が自動で呼びます |
いいえ |
php artisan gp247:mcp-uninstall |
MCP のデータを削除し、すべての MCP トークンを無効化(確認あり。スクリプトでは --force) |
はい — トークンが失われます |
php artisan gp247:info |
動作中の gp247/mcp のバージョンを確認 |
いいえ |
通常は MCP のコマンドを個別に呼ぶ必要はありません。プラットフォームの 2 つのコマンドが処理します。
-
いつもどおりサイトを更新します。
composer update php artisan gp247:update -
成功すると、2 つ目のコマンドの出力に
gp247:mcp-updateの行があります。
ℹ️ 情報: ルートキャッシュ(
route:cache)を使っているサイトでは、gp247:updateがキャッシュを自動で更新します。gp247:mcp-updateだけを実行した 場合は、その後にphp artisan gp247:cache-rebuildを実行してください。
古い S-Cart のサイトに MCP を追加する
S-Cart 3.5 より前からインストールしたサイトには、まだ MCP パッケージがありません。composer update はサイト自身の composer.json に新しいパッケージを追加しないためです。
-
データベースをバックアップします。
-
次を実行します。
composer require gp247/mcp -W php artisan gp247:update -
成功すると システム設定 → MCP Server メニューが表示されます。続きはクイックスタートをご覧ください。
⚠️ 注意:
gp247/mcpにはgp247/core3.9 以上が必要です。-Wを付けると、Composer が core(と他の GP247 パッケージ)を必要なバージョンまで同時に更新できます。-Wがないと、core 3.8 のサイトでは依存関係を解決できません。
旧 McpServer プラグインからの移行
S-Cart 3.5 から、MCP は McpServer プラグインに代わってプラットフォームの一部になりました。最初の gp247:mcp-update の実行で、プラグインのデータが自動で移行されます。
flowchart LR
P["McpServer プラグイン<br/>(動作中)"] -->|"composer require gp247/mcp -W<br/>gp247:update"| M["その場で<br/>データを移行"]
M --> N["組み込みの MCP が<br/>同じアドレスで応答"]
N --> D["残ったプラグインの<br/>フォルダーを削除"]
引き継がれるものと変わるもの:
| 項目 | 移行後 |
|---|---|
| エージェントのトークン | そのまま — エージェントの再設定は不要 |
MCP のアドレス api/core/mcp |
そのまま |
| 設定(オンのツール、オリジン、制限を含む) | 値を引き継ぎ、組み込みの MCP に移行 |
| 無効化していたプラグイン | 移行後もエンドポイントはオフのまま。自動でオンにはなりません |
| ロール / ユーザーに付与した権限 | そのまま。名前は「MCP server — use / configure」に変わります |
| 管理画面 | <admin>/mcp/tokens、<admin>/mcp/settings に移動。古い <admin>/mcp-server/… のブックマークは使えません |
| 拡張機能の一覧 | MCP はプラグイン一覧に表示されなくなります |
手順:
-
データベースをバックアップします。
-
次を実行します。
composer require gp247/mcp -W php artisan gp247:update -
残ったプラグインのフォルダーを削除します(MCP Server 画面でも案内されます)。
php artisan gp247:ext-uninstall --type=plugin --key=McpServer --purgeプラグインはすでに登録解除されているため、このコマンドはファイルを削除するだけで、トークンは無効化されません。
⚠️ 注意: 手順 2 の前に McpServer プラグインをアンインストールしないでください(拡張機能画面のアンインストールボタンや、プラグインが登録されている 状態でのアンインストールコマンド)。プラグインのアンインストールはすべての MCP トークンを無効化します。先に更新し、その後に手順 3 でフォルダーを削除します。
MCP をオフにする・削除する
| したいこと | 方法 | トークン |
|---|---|---|
| MCP を一時停止 | 設定で MCPエンドポイントをオンにする をオフ | 残ります。オンに戻せばまた使えます |
| API と MCP を緊急停止 | API 管理画面で REST API のマスタースイッチをオフ | 残ります |
| サイトから削除 | php artisan gp247:mcp-uninstall、続けて(任意)composer remove gp247/mcp |
すべて無効化 |
条件と制約(操作の前に確認)
gp247:mcp-install/gp247:mcp-updateにはインストール済みのプラットフォームが必要です — GP247 がないデータベースでは明確なエラーを出し、何も書き込みません。gp247:mcp-uninstallは確認を求めます — 非対話モードや--jsonで--forceなしに実行すると拒否します。スクリプトが誤ってトークンを無効化しないためです。- インストール / 更新コマンドは何度実行しても同じ結果です — メニュー、権限、設定は重複せず、変更した値は上書きされません。
- MCP の設定はサイト全体に適用されます — ストアごとの設定はありません。
よくある質問(Q&A)
Q1: S-Cart を更新したら、エージェントの再設定は必要ですか?
→ 不要です。MCP のアドレスとトークンは、旧 McpServer プラグインからの移行を含め、更新を通じて変わりません。
Q2: composer require gp247/mcp で依存関係のエラーが出ます。
→ gp247/mcp には gp247/core 3.9 以上が必要ですが、サイトの core が古いバージョンで固定されています。-W を付けて再実行してください:composer require gp247/mcp -W。
Q3: MCP Server の設定ボタンが見当たりません。
→ アカウントに 「MCP server — configure」 権限がありません。最上位の管理者にロール経由で付与してもらってください。
Q4: 移行後も拡張機能画面に McpServer が表示されます。
→ プラグインのフォルダーがまだディスクに残っています。php artisan gp247:ext-uninstall --type=plugin --key=McpServer --purge で削除してください。トークンには影響しません。
Q5: 移行後に McpServer プラグインをもう一度インストールしてしまいました。
→ 組み込みの MCP はアドレスとトークンを保ったままです。プラグインはアンインストールしないでください(ボタンや gp247:ext-uninstall、--only-data でも)。
このときプラグインはインストール済みの扱いなので、アンインストールするとすべての MCP トークンが無効化されます。プラグインを無効化し
(php artisan gp247:ext-disable --type=plugin --key=McpServer)、ホスティングのファイルマネージャーで app/GP247/Plugins/McpServer フォルダーを削除してください。
Q6: ストアごとの MCP 設定はありますか?
→ ありません。設定はサイト全体に適用されます。データの範囲は各アカウントのストアに従います(複数ストアのサイトを参照)。
Q7: 動作中の MCP のバージョンはどこで確認できますか?
→ php artisan gp247:info を実行してください。gp247/mcp の行にバージョンが表示されます。
Q8: MCP を削除すると注文や商品のデータも消えますか?
→ 消えません。MCP には専用のテーブルがなく、削除で消えるのは MCP の設定、メニュー、権限と、MCP トークンだけです。
📅 最終更新: 2026-11-03 · ✍️ 作成者 (Author): GP247